約束 2002.12.15


僕がずっと裕太を守るから――――




昔、良く遊んだね。
一緒に遊んだ事、今でも覚えてるかい?

裕太が家を出て行ったあの日、
僕はあの思い出の公園に
行ってみたんだ。

いつだったか、怪我してしまったお前を
守れなかったことに対して、
僕は幼いながらも凄く悲しくて
裕太の前で泣いてしまったことがあったね。


いろいろと昔のことが
思い出されて、
思わず涙が溢れ出た。


そうしたら小さな子供が寄って来たんだ。
一人泣いてる僕に対して
「おにぃちゃん、どこかいたいの?」って。

また涙が出た。
小さな裕太の姿と
あの時みたいに僕を心配してくれる
その子が重なり合って。

「痛くなんか無いよ。ごめんね。
 心配してくれたんだね、有難う」

小さな身体で心配してくれるこの子に
あの時と同じ言葉を返してあげる。
ニコニコと手を振ってさよならをする
その子の笑顔がとても心に焼き付いたよ。


今まで黙ってたけど、
僕はもうあの時の子供じゃない。
僕がずっと裕太を守るから。

約束は今でも強く、
そして深く。


今度は僕一人じゃなくて
一緒に、大きくなった姿で
また行こうね、裕太。


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周助の兄心。

special Thanks!MIYUKI PHOTO