When You Wish Upon A Star14 -星に願いを- 2002.11.12



今夜の宿である小樽市内のホテルは、
函館とはまた違った雰囲気のモダンでクラシックな洋館だった。
ここに今日と明日、2日間泊まることになっている。

昨日に続いて今日もこんな良い所に泊まれると分かり、英二はとても喜んだ。
僕も、こんな所で英二とまた一夜を過ごせると思うと、嬉しくて仕方なかった。

ここでもまた、贅沢なことに僕達はツインの部屋を割り当てられており、
することと言えばただ一つだ。今夜も僕達は躰を重ね合ったんだ。
熱る躰を幾度と絡め合い、疲れた躰は僕達をすぐに眠りにつかせてくれた。



朝が来ると、前日とは打って変わって僕も英二もすんなりと起きることが出来た。
たぶん、疲れきって眠りがとても深かったのだろう。

だからか、朝食はいつも以上に沢山の料理がお腹に入っていった。
秋の味覚をふんだんに取り入れられた食事を美味しく頂き、
僕達はこうして今日も観光に出掛ける。


そして、帰って来ると、また二人だけの世界。
今日のお風呂は部屋だけで済ませておくことにした。
チャプンと湯船につかって僕達は仲良く冷えた躰を温めている。

「俺達、北海道来てからエッチしてるなんて、皆に言えないよな」
「クス。確かに」
「俺は毎日不二と居れて嬉しいけどさ」
「うん、僕もだよ」

「修学旅行も明日で終わりだなぁ…」
「そうだね…ちょっと寂しい気もするよ」
「もうちょっと遊んでおけば良かったかも」
「クス、これ以上遊んでどうするの?」

「あっ笑ったな!こんにゃろっ・・」
「わっ!くすぐったいよ・・英二・・ひゃっ…」

英二に脇腹をくすぐられ、僕達は笑いながら浴槽の中でじゃれ合っていた。
英二の言う通り、明日にはもう東京に帰らなくてはならない。

こんな風に幸せを感じながら過ごしているのも事実だけど、
帰る時間が迫っている…それもまた現実で。

だけど、欲を言えばもっと英二と二人の時間を過ごしたかった。
あっという間に過ぎて行ったこの3日間。

僕達はいろいろなことをして、想い、そして感じ合ったね。

英二と会えて僕は幸せだよ。
もっと君を感じたい。抱きしめたい。


壊れるくらいに、この手の中で。


「そろそろ出よっか?」
「うん…今日は昨日より、一昨日よりもたくさん愛し合おうね」
「ブブッ・・すっげクサーイ…」
「クス、それでもいいの」
「はいはい…」

「英二、僕のこと好き?」
「ブブッ・・好きだよ…?」

僕の冗談めいた言葉に可笑しそうに答える英二。

「どのくらい?」

まだ笑ってる英二に僕は質問を続ける。

「んー世界で一番!」

「僕も同じだけ好きだよ」

きっと、僕の方が想いは大きいんだろうけど。

それでも、僕のことを大切に想ってくれているということだけで
僕はとても幸せだから。

「不二は俺のどんなとこが好きなんですかぁー?」

「クス。可愛いところと、あと一人占めしたくなっちゃうところ。それに怒ってる顔も、泣いてる顔も、嬉しそうな顔も喜んでる顔も。もちろん感じてる顔も…英二の全部が好きだよ?」

「なんかいっぱい有りすぎて良くわかんにゃい…」

「クス。そういうところも好きだな」
「えー?どんなとこ〜??」

「こういうところ」

そう残すと、僕は英二を押し倒し激しい程の口付けを交わしていく。
空いた隙間から唾液が零れ、とろんとした表情になる英二。


僕は、英二自身に手をやり、
キスを続けたままで其処を巧みに犯していった。

「ぁっ…ひぁっ……あん…」

先走りが垂れるのを指に感じ、なおも僕は続ける。
英二が何度も反応するのが嬉しくて。

その度に僕は英二を強く抱き締め、肌に愛おしさを感じ。
守りたいという衝動は、僕を強く駆り立てた。


英二は僕を信頼しているから
何でも受け入れてくれる。


そんな英二に
僕は少しだけクスリと笑って見せた。


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